先日、十日町市にある「光の館 “House of Light”」へ行ってきました。
「光の館」は、大地の芸術祭に出展された作品で、
光のアーティストであるジェームス・タレルによる作品です。
大地の芸術祭とは、新潟県内で3年に1度行われる、
世界最大級の国際芸術祭とされています。
2018年には約54万人の来場者数を記録する、
かなりのビッグイベントとなっています。
そんな大地の芸術祭の第一回(2000年)に、
この「光の館」が展示されて以降、
現在も芸術作品および宿泊施設として稼働しています。
今回は、残念ながら宿泊ではなく見学でした。
この建物、そのものが彼の作品であり、
瞑想のためのゲストハウスとして構想されたものです。
日本の伝統的な建築様式に懐かしさを感じつつ、
先鋭的な照明の使い方で不思議な空間となっていました。
特に、注目はアウトサイドインにある天窓。
天窓の上にある屋根は可動式で、
空が見えるようになります。
空はこんなに青かったんだ、と、
当たり前な事をふと思い出します。
(思わず魅入って写真を撮り忘れました……}
また、室内から見える景色は緑に囲まれ、
自然の中にいる事を強く感じます。
”大地の芸術祭”の基本理念である、
「人間は自然に内包される」という意味を、
実感できる稀有な空間でした。
今回、私は体験できませんでしたが、
宿泊客だけが体験できる事があるそうです。
宿泊は人気があり、予約が難しいようですが、
見学だけなら11時30分~15時まで可能です。
柏崎からだとおよそ1時間ほどの距離です。
ジェームス・タレル氏の作品「光の館」を
一度体感してみてはいかがでしょうか。